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第5回:「インドネシア・ビジネスの現場から」

グローバル・ナレッジシリーズ「インドネシア・ビジネスの現場から」

社会の第一線で活躍する方々を講師としてお招きし、実際のビジネス現場についてお話しいただく外国語学部連続講座「グローバル・ナレッジシリーズ」。2015年度よりスタートし、外国語学部の学生は学科・学年を問わず聴講することができます。
6月26日(金)は、英米語学科長・柴田真一教授のアレンジのもと、ゲストスピーカーとして、諸井克彦氏(日本ガイシ株式会社インドネシア現地法人財務取締役)をお招きし、「インドネシア・ビジネスの現場から」をテーマにお話しいただきました。

諸井氏は、2000年7月にインドネシアに赴任してから現在に至る15年間、ジャカルタに駐在してご活躍されています。日系企業において、現地の人を率いて仕事を進めることの難しさとやりがいを日々感じておられるようでした。
授業では、インドネシアの歴史や経済、最低賃金の変遷やそれに伴って近年発生しているデモなど、現地ならではの話題を盛り込んで、分かりやすく説明してくださいました。
着任した当初は、日本人とインドネシア人の「仕事や時間に対する意識」の違いに戸惑ったという諸井氏。しかし一方で、辛抱強く仕事に取り組み、目上の人や家族を大切にする人間性は素晴らしく、今では「永住したい」と思えるほどインドネシアになじんでいるそうで、充実した生活を送っている様子がうかがえました。
また、インドネシアに限らず、国民性や宗教の異なる国で働く上で気をつけるべきこと、心構えなどについても、経験に基づいて話してくださいました。海外で働く夢を持つ学生たちにとって、多様な価値観を受け入れることの重要性をあらためて実感できる、絶好の機会になったことでしょう。

グローバル・ナレッジシリーズ
「インドネシア・ビジネスの現場から」の授業レポート
外国語学部英米語学科 4年 坂巻 星

6月26日(金)の授業では、日本ガイシ株式会社インドネシア現地法人財務取締役としてご活躍されている諸井克彦さんが講義をしてくださいました。
諸井さんは2000年から現在までの15年間、インドネシアで勤務されており、今回の講義にはインドネシアの正装である「バティック」のシャツを着用して登壇されました。
講義は、日本ガイシ株式会社の概要や事業の紹介から始まりました。インドネシアではセラミックスの製造が盛んで、諸井さんが勤めるNGKセラミックスインドネシアでは、主に自動車用セラミックスの製造を行っているそうです。また、実際に住んでみないと分からない、インドネシアでの体験談も話してくださいました。
インドネシアにおける給料は、日本の約10分の1ですが、諸井さんの勤める会社があるブカシ県では、2006年から2015年の間に、最低賃金が約3倍に上昇したそうです。最低賃金の引き上げを訴えるデモは加熱しており、2014年に発生したデモでは、日系企業などの一部で門やガラスが破壊されるなどの被害があったといいます。"sweeping"という言葉は「全てを掃く、掃除する」の意味から派生して、インドネシアでは「デモ参加を強制的に呼びかける、勧誘する」ことを指すと学びました。
このほか、インドネシアの国家3大課題(腐敗・格差・排他性)や国民性などについても詳しくお話してくださいました。「仕事をする上で気をつけている点は?」という質問に対しては、「お互いの意見をしっかり理解することが大切なので、メモを取り、それを提示して確認しながら仕事を進めるよう心がけている」との回答をいただきました。
最初から最後まで笑いの絶えない楽しい授業でした。諸井さんのインドネシアへの想いも強く感じることができました。ASEANをテーマに卒業論文を書く予定の私にとって、諸井さんのインドネシアでの経験談は大変興味深い内容でした。
本日は貴重なご講義をありがとうございました。