保健医療学部

作業療法学科

Department of Occupational Therapy 岩槻キャンパス

実習について

現場での実経験を段階的に積むことを重視したクリニカル・クラークシップ方式実習

大学教育と臨床実習のリンクによるステップアップ

作業療法士は対象者の生活課題の解決に向けて、その方の心理面や生活史の理解を進めます。そのために大学教員と経験豊富な臨床教育者との連係プレーにより一人ひとりの学生の力を引き出す方式を取っています。

  • 1年次
  • 人を理解するための身体や心理に関連する基礎知識・理解力をつける

    作業療法士の基礎となる解剖学・生理学・運動学、そして作業療法概論や基礎作業学などを学びます。基礎ゼミによる少人数教育も併用されます。

    レベル1(見学)実習

    8月上旬〈1週間〉

    病院や高齢者施設などでの見学実習を行い、作業療法士の仕事内容や役割を理解します。また対象者への面接の基礎も経験します。

    OSCE(客観的臨床能力試験)実施

  • 2年次
  • 医学(疾病・障害)と対象者理解のための各評価学や人の生活に関する学びを深める

    リハ医学、精神医学などの臨床医学や臨床心理学、疾病や障害が人の生活に及ぼす影響について学びます。その上で作業療法を行うための各評価学を学びます。

    レベル2(評価)実習

    2月〈4週間〉

    これまで学んだ知識を基に、対象者との作業療法面接を実施したり評価技術を用いて対象者の状態を理解することの基礎を実際に経験します。

    OSCE(客観的臨床能力試験)実施

  • 3 ・ 4年次
  • ゼミでの少人数教育によって力をつけ、長期実習・卒業研究・国家勉強に取り組む

    作業療法各領域での臨床推論と支援技術を学びます。実習のための準備をし、長期実習と地域実習に取り組みます。その後、指導教員の個別指導を受けながらの卒業研究、就職活動と続きます。模擬試験と問題演習を繰り返し行い、個別指導によって得点力を上げる作業療法セミナー(国試対策)で合格を目指します。

    レベル3(総合)臨床実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ

    1月〜7月〈3施設で計18週間〉

    身体作業療法領域
    レベル3(総合)
    臨床実習Ⅰ〈8週間〉
    精神・高齢期作業療法領域
    レベル3(総合)
    臨床実習Ⅱ〈8週間〉
    地域作業療法領域
    レベル3(総合)
    臨床実習Ⅲ〈2週間〉

    8週間の長期実習では臨床教育者の手本とその解説を受けた上で実際に取り組んでみて上達のための助言を受けます。臨床教育者と共に対象者支援を実践し作業療法プロセスを経験します。チームアプローチについても経験します。その後、ますます高まる地域での作業療法士の役割について実経験を通して理解を深めます。

    OSCE(客観的臨床能力試験)実施

OSCE(オスキー)...客観的臨床能力試験

臨床場面に近い緊張感で
6つの課題に挑戦する

OSCEとは、病院や施設での実習前に行われる臨床能力試験のこと。指定の障害を演じる模擬患者に対して、学生は指示された評価(身体障害の課題では関節可動域など)を行い、その様子を外部評価者(実際の作業療法士)が評価します。課題は、身体障害と精神障害を合わせて6つ。制限時間のある緊張感の中で、学生は課題を達成していきます。

OSCEの様子

OSCEなど、実習や授業の様子を、
作業療法学科公式ブログで紹介しています。

OSCE 1

OSCE 2

OSCE 3

PBLの導入(Problem Based Learning:問題解決型授業)

課題に対して
学生が能動的に調べ、発表する

与えられた課題に対して、学生がグループを作り、その中で解決の方法を調査、検討、発表し合うのがPBLの特徴です。授業では自発的に調べ、発表することによって、問題解決能力の向上や知識の定着を図ります。

クリニカル・クラークシップ方式に基づく作業療法臨床教育

クリニカル・クラークシップ方式とは、学生が作業療法士の助手として診療チームに参加し、現場教育を通じて、習得すべきスキルと医療人としての態度や倫理観を育む実習のことです。作業療法学科では学生の実践力をつけるためにこの方式の充実に力を入れています。具体的には、①臨床経験を積むことを最も重視する、②現場教育(OJT)で進める、③実践的な考え方を身に付ける、④対象者のために働きながら学ぶ職業人経験をする、ことです。1~4年次すべての実習でこの方式を先進的に取り入れています。