人間学部

児童教育学科

Department of Childhood Education and Welfare 新宿キャンパス

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児童教育学科「教育実習Ⅱ」で介護等体験の実習に備えて事前授業を実施しています

  • フライングディスクの体験。アイマスクをして音や審判の誘導を頼りにディスクを投げます
    フライングディスクの体験。アイマスクをして音や審判の誘導を頼りにディスクを投げます
  • 日本での研修成果と、帰国後の夢を語ってくださったジェイビスさん、セレイポンさん、アリさん
    日本での研修成果と、帰国後の夢を語ってくださったジェイビスさん、セレイポンさん、アリさん

人間学部児童教育学科の教職に関する科目である「教育実習Ⅱ」では、特別な支援を必要とする児童の増加という社会の背景を踏まえ、"共生社会の構築を担う教師とは"をテーマに、同授業の一環で行う7日間の介護等体験の実習に備えて、さまざまな角度から事前授業を行っています。日頃、なかなか接する機会のない社会福祉施設や、特別支援学校の先生といった現場のお話などを踏まえて、実習先の理解に努めています。
6月の授業では、日本障害者リハビリテーション協会より障がい者スポーツに造詣の深い廣田清志先生をお招きし、障がい者スポーツ体験を行いました。学生たちは、車椅子に乗ったり、補助に回ったり、あるいはアイマスクをしたりしながら、運動機能に障がいのある方でもボールを使って楽しめるよう考案された「ボッチャ」と、円盤を投げる「フライングディスク」の2種類に挑戦。障がい者スポーツの世界を垣間見ることができました。さまざまな立場から実際に障がい者スポーツを体験することで、2020年東京パラリンピックへの関心も深まる貴重な機会となりました。
また、別の日の授業では、いわゆる「途上国」と呼ばれる国々より、ジェイビスさん(ソロモン諸島)、セレイポンさん(カンボジア)、アリさん(モンゴル)の3人をゲストスピーカーとしてお招きしました。3人は、それぞれが視覚障がいや肢体不自由といった障がいの当事者であり、ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー養成事業の下、日本障害者リハビリテーション協会での長期研修中です。帰国直前のお忙しい中、母国の障がい者福祉をめぐる状況や、生活や教育の課題について、わかりやすくお話をしてくださいました。「母国に初めての盲学校を作りたい」、「母国に障がい者のための法律を作りたい」、「障がい者のためのラジオプログラムを作りたい」、「政府の一員として障がい者政策を」など、具体的な目標を清々しく語るその姿勢や行動力に、受講生たちは感銘を受けたようで、「自分たちも頑張りたい」、「背中を押された気がした」との受講生の感想も聞かれました。
教職を目指していると、つい、支援・被支援という枠組みで障がいや福祉を語りがちですが、今回のようなスポーツや海外の方々との交流を通して、そのような枠組みを越えた視点を得ることができます。受講生には、柔らかな感性を持って、今後の介護等体験に臨んでくれることを期待しています。