人間学部

子ども学科

Department of Child Studies 新宿キャンパス

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聖路加国際病院小児病棟で「患児の保育」を実施しました

  • 聖路加国際病院玄関にて
    聖路加国際病院玄関にて
  • 制作遊び(風鈴づくり)の作品
    制作遊び(風鈴づくり)の作品

8月5日(水)~8月7日(金)の3日間、聖路加国際病院のご協力により、人間学部子ども学科の3年生が小児病棟で「患児の保育」を実施しました。主な活動のねらいは、病棟見学、他職種との連携に関する講話および遊びの援助体験を通して、闘病中の子どもの保育について学ぶことです。西山ゼミより11名、青木ゼミより1名の計12名が参加しました。

ナースマネージャーの山本氏より病棟概要について、病棟保育士の石塚氏より病棟保育士の役割と援助について、またチャイルドライフスペシャリスト(CLS)の三浦氏よりCLSの役割と援助についての講話を聴講しました。小児病棟を見学後、病棟保育士の方の指導のもとプレイルームの環境整備を行いました。設定保育に向け、ゼミで立案してきた制作遊びについて助言を受け、一部計画を修正した方法で患児に遊びの援助を行いました。制作遊びは、魚釣り、楽器づくり、風鈴づくりを日替わりで実施しました。実際に患児と接することで、病棟保育士のあり方や具体的な援助、他職種との連携について、理解を深めました。

(ゼミ担当:西山里利 専任講師)

小児病棟に見学に行くのも病棟保育士の姿を見るのも初めてだった私にとって、今回のこの実習は、行く前に抱いていた病棟保育の印象を大きく変えるきっかけになる日でした。
そう思う理由のひとつは、私が最初に持っていた患児のイメージと、実際関わった患児たちが大きく違ったからです。最初は患児と聞くと、大人しそうといった勝手な先入観を持っていました。しかし、実際出会った子どもたちは健常児と何ら変わらず、良い意味で子どもっぽくて明るく、キラキラした笑顔を見せてくれました。保育実習をさせていただいたとき、真剣に遊びと向き合い、さらに発展させていく子どもたちの姿をみて、身構えていた自分の心がほどけていくのがわかりました。また、一緒に遊びながら子どもたちの笑顔が見られた瞬間、今までの実習で体験した保育と同様に、子どもと関わるこの仕事の良さを改めて感じることができました。
もうひとつの理由は、今まで考えていた病棟保育の意味が、自分の中で変わったことです。今までは、病棟保育は病気を持っている子たちを保育する、という考え方しかできませんでした。しかし今回病棟保育士・看護師・CLSの方々のお話を聞いたり、プレイルームで患児と関わる姿を見学したりして、子どもたちにとって保育は心の支えのひとつなのだと感じました。遊びを楽しむだけではなく、「この部屋にいたら落ち着く」「保育士には話せることがある」といったように、病気を持った子どもたちが安心できるような環境構成や関わり合いが見受けられました。
保育を主にはできない病棟保育の中で、子どもたちの個性や思い、成長を見守り支えていくこの仕事にとても魅力を感じました。今回の経験をもとに、より視野を広げ、幅広く保育を考えていきたいと思っています。

(子ども学科3年 窪田恵)

「聖路加国際病院」サイト