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Department of Child Studies 新宿キャンパス

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株式会社タカラトミーとのコラボレーション企画「ワークショップ~学生が考える共遊玩具」

3月15日(火)、株式会社タカラトミー*1のご協力により、人間学部子ども学科ゼミ生とのコラボレーション企画「ワークショップ~学生が考える共遊玩具*2」の学外活動を実施しました。
おもちゃのユニバーサルデザインを検討するため、子ども学・保育を学ぶ本学子ども学科3年生11名と、ユニバーサルデザインを学ぶ東京都市大学都市生活学部ユニバーサルデザイン研究室のゼミ生12名が協働してワークを行いました。

おもな活動のねらいは、障がいを持つ子どもの健やかな成長・発達を支援するための基本的な考え方や具体的な援助方法を学ぶとともに、他大学・他分野の学生との協働により相互理解を図り、多角的視点で物事や課題解決について捉えることです。

まず、3年生が本社(葛飾区立石)に赴き、共遊玩具や開発プロセスなどに関する講義を聴講しました。その後、両校混合の5チームに分かれて、視覚障がいを持つ者、聴覚障がいを持つ者、また視覚・聴覚に障がいを持つ者も遊べる玩具(共遊玩具)について、インクルーシブデザインワークショップの手法を用いて検討しました。まず、既製品の中から検討する玩具を決め、対象者の状況や遊び方、玩具の課題などについて、メンバーで意見交換しながらふせんに書き出しました。ふせん紙の情報を分類・整理した後、その問題を解決するための具体的なアイデアをまとめました。約1時間のワーク後、各チームの代表がプレゼンテーションを実施。人生ゲーム、新感覚スポーツトイ(ステッピー)、ジェンガ、ゴムシューティング(Gショット)に関する共遊玩具を提案しました。担当者様による審査の結果、本学・齊藤チームの"まとあてガンナー"が1位に選ばれました。玩具開発の専門家から講評をいただき、玩具の役割やユニバーサルデザインの意義について、理解を深めることのできる機会となりました。

(ゼミ担当: 西山 里利専任講師)


既存の玩具は、目が見えて状況を把握しているからこそ楽しい、音が聞こえることで楽しさが倍増するなど、世間でいう当たり前のことができている前提で楽しみ方が作られているのだと思いました。今回の活動で、そうした、自分が持っている当たり前という概念を捨て、新たな視野を持って共遊玩具を考える必要があるのだと感じました。障がいを弱点と捉えるのではなく、障がいがあるからこそ他の人よりも優れているものがあると、まず子ども自身や保護者が感じられる安心材料になる共遊玩具を考え出すことが求められているのではないかと思いました。障がいを持っている方の特徴を最大限に生かせる玩具を作ることで、その玩具が、障がいの有無や年齢を越えた人と人との繋がりのきっかけになり得るのではないかと考えます。使う人全員が楽しさや同じ感情を「共遊」することにより、心の距離が縮まるのではないでしょうか。
玩具は、障がいの有無に関わらず、子どもの成長を促す上で非常に効果的なものです。手先の器用さを養う玩具や情緒の安定を図る玩具など、その役割はさまざまです。それらを加味した上で、障がいがある子どもや保護者にも扱いやすいものを考えなければなりません。作る側がどれだけ使う側に寄り添えるかによって、その完成度が変わると言っても過言ではないでしょう。これから先多くの玩具が共遊玩具となり、共遊玩具やその考え方が当たり前になれば、多くの人がさまざまな場面で救われると思います。

(子ども学科3年 飯田 恵莉子/レポートの一部より抜粋)


インクルーシブデザインワークショップの話し合いの中で、同じ障がいを持って生まれたとしても個性はそれぞれであり、それも個人差、特性であるという意見が出ました。このことから、人は人それぞれであるということを改めて感じました。また、健常者だから、障害があるから、などで区別するのではなく、同じ空間、同じ玩具でお互いが遊びを心から楽しめるような遊びの援助や支援、環境づくり、関わり方を保育する上で考えること、それらが必要不可欠であることを忘れてはならないと感じました。

(子ども学科3年 風巻 香織/レポートの一部より抜粋)

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    タカラトミーの吉田沙也加様による、共遊玩具に関する講義
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    「学生が考える共遊玩具」ワークショップの様子
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    1位となった本学・齊藤チームのワークショップの様子(奥左:齊藤彩花さん)
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    プレゼンテーションの様子。図も用いてわかりやすく伝えます
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    プレゼンテーションを聞く学生たちも真剣です
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    本社にて吉田沙也加様・杉森和人様・渡辺俊之様、東京都市大学の学生と