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Department of Social Information 新宿キャンパス

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社会情報学科「ファッションブランド戦略論」
"パルグループのビジネス戦略"を学ぶ!

"パルグループのビジネス戦略"を学ぶ!

有名ファッションブランド企業の方々を講師としてお招きし、企業現場の貴重なお話をいただく社会情報学科の「ファッションブランド戦略論」。5月27日(金)の授業では、株式会社パル 取締役 専務執行役員営業本部長 第6事業部長 兼 株式会社ナイスクラップ 代表取締役社長 小路順一氏をお招きし、「パルグループのビジネス戦略」をテーマにお話しいただきました。

「パルグループのブランド戦略について」の授業レポート
社会学部社会情報学科 1年 小泉 菜奈実
PAL GROUP

パルグループは1973年10月に設立され、現在多くのブランドを展開している勢いのある企業です。
同社は、パルマップという独自の市場分析によって流行を先読みし、トレンド予測を行っています。その結果をもとに、「仕入れたものを売る」というプロダクトアウトの発想ではなく、「売れるものをいかに仕入れるか」というマーケットインの発想での戦略を展開しています。これは、マーケットの要求を熟知していないとできないことであり、お客様と同性、あるいは同世代のスタッフの感性を通して商品化を行い、実現している戦略だそうです。また、スタッフが社長に直接ブランドを提案する「拝啓社長殿」という企画を年に一度行っており、実力・実績主義の人事制度があることがわかりました。
さらに、同社は商品の企画から製造、小売までを自社ブランドで一貫して行う「SPA」という業態を展開しており、現在約8割の商品がSPAです。SPAにすることで、従来は3か月前に発注しなければならないような商品でも、3週間前に発注すれば生産完了できるそうです。このように短い期間でクイックレスポンス(QR)するには、日本国内や韓国で生産する必要があるため、そうした商品が多くなっています。
しかしここ数年、デフレなどの影響を受けているそうです。その状況を打破するための戦略として、第一に、「"新52週MD(マーチャンダイジング)"という年間カレンダーを作り、それぞれの季節に合わせてフェアや商品作りを行う」こと、第二に、「生産をまとめて少しでも原価を安く抑えるため、自社のランキング1位になりそうなアイテムの早期提案を行う」こと、第三に「売上の20%をEC(ネット通販)で占める」といった戦略を行っているそうです。これらに加え、商品のクオリティは維持しながらも低コストを重視する、新しい戦略も始めたそうです。
また、ECなどお客様と直接に接する機会が減るようなビジネスが拡大していく中で、パルグループは今後も店舗を大切にし、お客様と接する機会を減らさないことを目標に掲げているというお話を聞き、大きな感銘を受けました。
このたびはお忙しい中、大変貴重なお話をありがとうございました。

平成28(2016)年度 「ファッションブランド戦略論」予定表